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吸物膳
「吸物膳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吸物膳の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
僧も二階へ通されたね。(奥さん、これにもお膳を下さい。)と掏摸にも、同一ように、
吸物膳。 女中の手には掛けないで、酒井さんの奥方ともあろう方が、まだ少かった―....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ラ中間《ちゅうげん》小者《こもの》ノヨウナコトハ嫌イダト云ッタラ、フトイ奴ダトテ
吸物膳ヲ打附《ぶっつ》ケタカラ、オレガソバノ刀ヲ取ッテ立上リ、契約ヲ違エテ、タワ....
「藪の鶯」より 著者:三宅花圃
。親戚朋友の内には。いまだテイブルのまわりにたかりて。立ちながらの飲食いよりも。
吸物膳《すいものぜん》に坐りたるをうれしとする人多かれば。わざと世におくれてここ....