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吹き捲る
「吹き捲る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「氷蔵の二階」より 著者:宮本百合子
房は、楽しみをもって引移った。 三 初めての日曜日、風の烈しく
吹き捲る晴れた日であった。 房は、一吹き荒れる毎にどーっと塵埃を吹きつけ、ガタ....
「塵埃、空、花」より 著者:宮本百合子
うだ。その心持も厭だし、春は我々こそと云うように、派手な色彩をまとった婦人達が、
吹き捲る埃風に髪を乱し、白粉を汚し、支離滅裂な足許で街頭を横切る姿を見るのも楽で....