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吹き迷ふ
「吹き迷ふ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
灰となりにき。火本は樋口富小路とかや、病人を宿せる仮家より出で来たりけるとなん。
吹き迷ふ風に、とかく移り行くほどに、扇をひろげたるが如く末広になりぬ。遠き家は煙....
「源氏物語」より 著者:紫式部
んぽう》の声が山おろしの音に混じり、滝がそれらと和する響きを作っているのである。
吹き迷ふ深山《みやま》おろしに夢さめて涙催す滝の音かな これは源氏の作。 ....