吹掛ける[語句情報] » 吹掛ける

「吹掛ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吹掛けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
ていた「オサ泉」の前へ腰を降ろし、妙に落着いて帽子と手袋を脱り痩せた掌の甲へ息を吹掛けると、そいつで鼻の下の煤を綺麗に拭き取ったんです――これが、機関車の車輪に....
星女郎」より 著者:泉鏡花
手ごろの沢庵圧ぐらいあろうという曲者。 吐く息あたかも虹のごとしで、かッと鼬に吹掛ける。これとても、蚊や蜉蝣を吸うような事ではござらん、式のごとき大物をせしめ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
は汚物を食うので屋敷内を清潔にしてくれる、それから火事の時には火に向って強い息を吹掛けるから火除けになるという事を聞いていた。子供等はよく『豚狩り』と称してこれ....