吹返す[語句情報] » 吹返す

「吹返す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吹返すの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
だろう。――やがて頭巾を被った。またこれだけも一仕事で、口で啣えても藤色|縮緬を吹返すから、頤へ手繰って引結うのに、撓った片手は二の腕まで真白に露呈で、あこがる....
式部小路」より 著者:泉鏡花
期に一杯飲みてえもんだ、と思いましたがね、口へ入ったなあ冷酒の甘露なんで。呼吸を吹返すと、鳶口を引掛けて、扶け出してくれたのは、火掛を手伝ってました、紋床の親方....