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「吾妻川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吾妻川の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
|町田の峠を越し、五町田の宿を出まして右へ付いて這入って、是から川を渡りますが、吾妻川には大きな橋が架って居る、これは橋銭を取ります、これを渡ると後はもう楽な道....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
山、吾妻山から一面に榛名山へ続いて見える山又山の難所で、下は削りなせる谷にして、吾妻川の流も冬の中頃ゆえ水は涸れて居りますが、名に負う急流、岩に当って打落す水音....
魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
硫酸そのものといっていいほどの水が流れていて、それが須川に注ぎ、須川は長野原で、吾妻川に注ぐ。 さらに、それから二、三里上流の西久保には万座川が、火山の悪水で....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
れれば弾力を感ずるのではないかと思う。 六里ヶ原の浅絲の下には、幾本もの渓流が吾妻川の峡谷に向かって走っている。そこには、数多い山女魚が棲んでいて、毛鈎の躍る....
鰍の卵について」より 著者:佐藤垢石
幾十年の昔になろうか。 その後、ある年に浅間火山裏山の鹿沢温泉の方から流れでる吾妻川の上方へ、山女魚釣りに行ったことがあった。それは真夏であったが、土地の漁師....
利根の尺鮎」より 著者:佐藤垢石
健康の関係から大して友釣りを好まなかったけれど、大きくなると私は友釣りを習った。吾妻川の毒水のために、私の村あたりは面白い友釣りがやれなかったので、私は村から五....
水の遍路」より 著者:佐藤垢石
川、赤谷川、湯桧曽川、谷川、宝川、楢俣川、薄根川、大尻川、根利沢、砂沢、南雲沢、吾妻川など、利根川へ注ぐ数多い支流へは、幾度も幾度も分け入った。 浅間山麓六里....