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周期
「周期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
周期の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「第五氷河期」より 著者:海野十三
、今度の大地震とは、まったく程度もちがえば、性質もちがう。今度の大地震は、地球の
周期的大爆発だから、地震は、地球全面に起り、噴火も日本だけではなく、殆ど全世界に....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
世/太陽礼拝/ツァラトゥストラの考え方/ペルシア宗派のいろいろな見方/宇宙進化の
周期に関するインド人の考え/「虚無」からの創造/スカンジナビアの創造に関する詩 ....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
を発表して、斯界に大センセーションをまき起した。 ゴリラには、憂鬱病と恐怖症が
周期的にきて、その時期がいちばん狂暴になりやすいという。そして苦悶が募って来て堪....
「恐竜島」より 著者:海野十三
ている海水は、外洋《そとうみ》に通じているようであった。そのしょうこには、海水は
周期的《しゅうきてき》に波立ち、波紋がひろがった。波は玉太郎の見ているところの方....
「超人間X号」より 著者:海野十三
る。なんともいえない気味のわるい塊である。 しかもその灰色のぶよぶよした塊は、
周期的に、ふくれたり、縮んだりしているのであった。まるでそれ自身が、一つの生物で....
「時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
の音だよ、さっきからしているんだ」 かった、かった、かった。 ゆっくりと同じ
周期で同じ音がくりかえされている。たしかに時計らしい。 「時計は停っていたはずな....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
時計式に回転している。 その地軸は、二十三度半の傾斜をもち、太陽に対して一年を
周期とする大きなかぶりを振っている。だから、温帯では春夏秋冬がいい割合に訪れて生....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
女の犯行がいつも一定の条件のもとに突発したということだった。それは彼女の生理的な
周期的変調が犯行を刺戟するのであった。杜はそれを彼女の口から聞いて、過去に於ける....
「ヒノエウマの話」より 著者:坂口安吾
いだろう。泣いた人も涙がかわき、死ぬ人はとっくに死んでしまったのだ。干支は六十年
周期だから、十二支がもう一廻りすると次のヒノエウマの人々がまた生れてくるが、これ....
「精神病覚え書」より 著者:坂口安吾
、脳梅毒患者をのぞいて、ひどい患者はいなかった。 分裂病は二十歳前後に発病し、
周期的にくりかえして根治することが先ずないので、入院患者も、三度目の入院とか六度....
「二十一」より 著者:坂口安吾
日夜間の行事であったが、昼は昼で精神病院へ辰夫という友達を毎日訪ねていた。辰夫は
周期的に発狂するたちで、当時全快していたが、公費患者というものは然るべき身元引受....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
も、やっぱりこの性分は直りッこない。しかし、引越しの性分というものにも、だいたい
周期というものがあって、中には夜逃げだとか、環境が気に入らないことからという不測....
「流行唄」より 著者:兼常清佐
さがある。暖さがある。捉われないものがある。強いられないものがある。二十四時間の
周期で必ず私共の耳にはいって来る規律的な、計画的な音楽などは、どうも流行唄という....
「審判」より 著者:カフカフランツ
き出てきて、それを興がるように頭を振るのだった。ところがこんな話をしているうちに
周期的にどこかの方言に巻きこまれ、それはKにはもう全然イタリア語とは思えなかった....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
考えようとも、フランシスにはフランシスの道がある。女王と伯爵の仲に水をさす危機が
周期的に訪れ、訪れるたびにその強度を増す、そうした危機の一つが、またもや急速に迫....