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呪符
「呪符〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
呪符の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「悟浄歎異」より 著者:中島敦
んじく》への旅の途中にたまたま通りかかった三蔵法師《さんぞうほうし》が五行山頂の
呪符《じゅふ》を剥《は》がして悟空を解き放ってくれたとき、彼はまたワアワアと哭い....
「天馬」より 著者:金史良
僕はもう朝鮮語の創作にはこりました。朝鮮語なんか糞喰らえです。だってそれは滅亡の
呪符ですからね」そこで昨夜の会合のことを思い浮べながら、出鱈目《でたらめ》な見得....
「三国志」より 著者:吉川英治
南陽の諸郡もことごとく平定した。 かの大賢良師張角が、戸ごとに貼らせた黄いろい
呪符もすべてはがされて、黄巾の兇徒は、まったく影をひそめ、万戸泰平を謳歌するかに....
「三国志」より 著者:吉川英治
よ」と、忠告した。 「三軍すでに征旅に立つ。何の顧みやあらん。関羽関羽と、まるで
呪符のように唱えるが、彼とてよも鬼神ではあるまい」 ※徳はあくまで淋漓たる戦気....