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味も素っ気もない
「味も素っ気もない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
味も素っ気もないの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「お久美さんと其の周囲」より 著者:宮本百合子
一緒にヒラヒラと風に吹かれて居るのを見たりすると、五月蠅《うるさ》い程沢山な髪を
味も素っ気もない引きつめの束髪にして西洋人の寝間着の様に真白でブワブワしたものを....
「たぬき汁」より 著者:佐藤垢石
中へ放り込み、つぶさに奥歯と舌端で耽味したのであったが、これはまたほんとうに何の
味も素っ気もないものであった。だし汁を取るとき、煮だした鶏骨に僅かにしがみついて....