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味気無い
「味気無い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
味気無いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「斜陽」より 著者:太宰治
ぐらぐら烈しく動揺したけれども、ふと、その後の自分のしらじらしい何とも形のつかぬ
味気無い姿を考え、いやになり、 「ありがとうございました」 と、ばか叮嚀なお辞....
「親友交歓」より 著者:太宰治
いて、彼の無遠慮も、あきらかに意識的な努力であった事を知るに及んで、ますます私は
味気無い思いを深くした。ウイスキイをおごらせて大あばれにあばれて来た、と馬鹿な自....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
へ引返した。それを見送った女は今度は小田島の方を振り返って、涙の乾いたあとの妙に
味気無い眼を瞬かせ乍ら ――あんた、あのフレデリーね、フランスカクテール界のキン....