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味解
「味解〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
味解の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
者は西田学派的美学の内に見出すことが出来るだろう――植田寿蔵氏)。
こうした意
味解釈のためだけの論理としてならば、なる程無の論理程徹底した方法はないだろう。有....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
術の(必ずしも思想のではない)凡てである。そこにあるものは、事物の意味の解釈と意
味解釈された範疇の超歴史的体系、とのための努力でしかない。存在はその様々な存在の....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
が十全であればあるだけ論理機能として十全だとしよう。だがその十全な理論も単なる意
味解釈のための論理であれば、表現的なものではあっても論理的なものではない。この点....
「激動の中を行く」より 著者:与謝野晶子
、何の凝滞も曲解も反抗もなしに、空気を吸い水を飲むように、安々と肯定し、受容し、
味解することの出来る程度に達していないものであることを思わせます。 民主主義と....
「南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
入の書物に記されてあった、『くぐつ、てんせい、しとう、きようだ』……この謎語の意
味解ってござる! 人形の眼を指の先で、強く打てという意味なのでござる。そうしたら....
「物を大切にする心」より 著者:種田山頭火
り、彼の末路の不幸は疑えないのである。 マッチ一本を大切にする心は太陽の恩恵を
味解する。日光のありがたさを
味解する人は一本のマッチでも粗末にはしない。 S夫....
「妖怪学」より 著者:井上円了
なり。けだし、その字「聖徳皇が君にせかれて」ということならんと察すれども、その意
味解し難し。これ、棒寄せの呪文なり。もし、これを解かんとするときは、その句を反対....
「露伴先生の思い出」より 著者:和辻哲郎
っている感じからいうと、「手を取って教えられた」というような気がする。 先生の
味解の力は非常に豊富で、広い範囲にわたっていたが、しかし無差別になんでも味わうと....