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「和平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

和平の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
聖書の読方」より 著者:内村鑑三
れしが如くに再地に臨り給う聖子を見て聖父を拝し奉るのであろう(行伝一章十一節)。和平を求むる者は福なり、其故如何となれば其人は神の子と称えらるべければ也、「神の....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
い夜。 八月十二日 ◯十日米英、首都において緊急会議開催と、朝刊が報じている。和平申し入れが討議されているものと思われる。 いかなる条件を付したかわからぬが....
真田幸村」より 著者:菊池寛
の交渉が始まった時、北条家で持ち出した条件が、また沼田の割譲である。先年徳川殿と和平の時、貰う筈であったが、真田がわがままを云って貰えなかった。今度は、ぜひ沼田....
応仁の乱」より 著者:菊池寛
卿及び東軍の諸将皆幕府に伺候して、西軍の解散を祝したと云う。 欺くて表面的には和平成り、此の年を以て応仁の乱は終ったことになって居る。 併し政弘と云い、義就....
海底都市」より 著者:海野十三
いよいよ強いことをいうのだった。 僕は全くいやになった。悲鳴をあげた。こんなに和平のために努力しているのに、力およばず、両者はだんだん離れて行き、そしてますま....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
あろうか。 人騒がせな博士の失踪は、精神|錯乱の結果でもなく、況んや海を越えて和平勧告に行ったものでもなかった。しかし金博士の上陸したところは、スコットランド....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
のは心を引締めて、覚悟すべきものである。現在でも雷岳の上に立てば、三山をこめた大和平野を一望のもとに眼界に入れることが出来る。人暦は遂に自らを欺かず人を欺かぬ歌....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
な村の称する国名が、村々をも籠めてしまうことになった。秋津洲・磯城島と倭、みな大和平原における大きな村の名であった。他の村々の君主も、大体において、おなじような....
飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
から吉野へ降りて大和へ攻めたものとあったらしい。神武天皇の東征の順はそれ以前の大和平定者たる物部氏の東征の順路と、ヒダ王家の大和進出の順路とを一ツにしているよう....
梟雄」より 著者:坂口安吾
う主張して、自らこの難局を買ってでたのは平手政秀である。 平手は直ちに清洲との和平を交渉するとともに、一方美濃へ走った。道三に会って、信秀の長男信長のヨメに道....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
もあんまり大食と思われるかしらと考えなければならないような衰弱しきった自己表現や和平運動というものが、いかに不用で、ミジメなものかということが、この土地に於てハ....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
を有しないような時代には、国号というべき程のものの必要は無かった筈で、神武天皇大和平野を平定して、ここに帝国の基を定め給い、それより皇威四方に発展して、次第にそ....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
放をお許しくださいますなら、と彼は懸命に説く、「この男はイギリスとスペイン両国の和平のために奔走いたしますでしょう」この暗示がたいしてエリザベスの心を動かさない....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
なるものを得なくては なりませぬ。善を欲せば、先ず善なれ。 喜を欲せば、己が血を和平にせよ。 酒を得んと欲せば、熟したる葡萄を絞れ。 奇蹟を見んと欲せば、信仰を....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
イツとしては軍事的成功を活用し、米国大統領の無併合、無賠償の主義を基礎として断固和平すべきであった。政略関係は総て和平を欲していたのにルーデンドルフは欧州大戦は....