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和歌浦
「和歌浦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和歌浦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
とは一心に、岩殿詣でを続け出した。それも岩殿を熊野《くまの》になぞらえ、あの浦は
和歌浦《わかのうら》、この坂は蕪坂《かぶらざか》なぞと、一々名をつけてやるのじゃ....
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
ウォルフィアというは顕花植物の最微なるものなるが、台湾で洋人が採りしと聞くのみ。
和歌浦辺の弁天の小祠の手水鉢より少々予見出だしたる以後見ることなし。ウォフィオシ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
う、しかし欧州西部の海浜波打ち際に棲《す》む蜈蚣二属二種あり、四十年ほど前予毎度
和歌浦の波止場の波打ち懸る岩下に小蜈蚣あるを見た、今日は既に命名された事と想う、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ではない。 「紀三井寺《きみいでら》の入相《いりあい》の鐘がゴーンと鳴る時分に、
和歌浦《わかのうら》の深みへ身を投げて死んでおしまいなすった」 紀三井寺の入相....
「虹の橋」より 著者:久生十蘭
、ここへ寝かしてくれないかしら」 「こんな暑っくるしいところで寝なくとも、六甲か
和歌浦か、涼しいところへ行ったらどうなのよ」 「グリ公は宝塚へ行こうというんだけ....