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「品柄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

品柄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
性の区別、すなわち物自身の品質上の区別である。言葉が表わしているように、上品とは品柄の勝《すぐ》れたもの、下品とは品柄の劣ったものを指している。ただし品《ひん》....
明暗」より 著者:夏目漱石
めん》のなかに、牡丹《ぼたん》か何かの模様をたった一つ丸く白に残したその敷物は、品柄から云っても、また来客を待ち受ける準備としても、物々しいものであった。津田は....
学者安心論」より 著者:福沢諭吉
一方は早く喰わんといい、一方は徐々に喰わんというが如し。双方ともに理あり。食物の品柄次第にて、にわかにこれを喰《くら》いて腹を痛むることあり、養生法においてもっ....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
今にその例はなはだ多し。また三井・大丸の品は正札《しょうふだ》にて大丈夫なりとて品柄をも改めずしてこれを買い、馬琴の作なれば必ずおもしろしとて、表題ばかりを聞き....