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「哥沢節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

哥沢節の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
西瓜」より 著者:永井荷風
こう》と照りわたる月の光に、樹の影が障子《しょうじ》へうつる。八重はあしたの晩、哥沢節《うたざわぶし》のさらいに、二上《にあが》りの『月夜烏《つきよがらす》』で....
伝通院」より 著者:永井荷風
を崇拝した当時の若衆《わかいしゅう》の溢れ漲《みなぎ》る熱情の感化に外ならない。哥沢節《うたざわぶし》を産んだ江戸衰亡期の唯美主義《ゆいびしゅぎ》は私をして二十....
雪の日」より 著者:永井荷風
ちがった趣があった。巴里の町にふる雪はプッチニイが『ボエーム』の曲を思出させる。哥沢節《うたざわぶし》に誰もが知っている『羽織《はおり》かくして』という曲がある....