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哨戒
「哨戒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
哨戒の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
いなかった。 後に分かったことであるが、丁度その時刻と思われる深夜のこと、或る
哨戒機《しょうかいき》が、夜空に虹のように懸っている薄紫の光の橋を見たそうである....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
艦隊の陣容を、教えといてやろう」紙洗大尉は笑いながら、ポケットから、ガリ版刷の「
哨戒隊報告」を拡げて読み出した。 「第六
哨戒艦報告」 「判っとる。俺も覚えている....
「海底都市」より 著者:海野十三
えだすだろう。その音の方向へ進んでいくんだ。多分七八百メートル先に、例のトロ族の
哨戒員《しょうかいいん》か何かがいると思うよ」 カビ博士はよほど心配になると見....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
空費されようとしたときにとつぜん一隻の潜水艦が、マイカ大要塞の海門をまもる海中|
哨戒線にひっかかったというので、大さわぎとはなった。 怪艦の正体 怪潜水....
「地球要塞」より 著者:海野十三
名乗るべきほどの人物でもないが、もう暫く、読者の想像に委《まか》せておこう。
哨戒艦隊《しょうかいかんたい》――テレビジョンに映った影 時間は流れた。 ク....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
ってしまったこと。この前、艇長のお話にもありましたが、本艇出発に際して、十数機の
哨戒機にすれちがいましたが、その翌日のうちに、本艇出発のニュースは全世界に拡がり....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
りしだした。その時、 「委員長、駆逐艦が針路をかえました」 副司令にかわって、
哨戒兵が叫んだ。 「なに、針路をかえた。おい、テレビジョンをまわせ。駆逐艦のすす....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
ことでありました。第八潜水艦の司令塔は、にわかに活溌になってきました。 「どうも
哨戒艦(見張の軍艦)らしいな」と清川艦長が叫びました。 「まだ向うは気がついてい....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
隊から重大命令をうけた、わが最新潜水艦ホ型十三号は一路飛行島に近づきつつあった。
哨戒艦現る 半かけの月は水平線の彼方に落ち、南シナ海は今やまっ黒な闇につつまれ....
「流線間諜」より 著者:海野十三
それから巨人機は恐ろしいほどスピードを増して、時間にして五、六時間も飛行した、
哨戒員は暗視機で四方八方を睨み、敵機もし現れるならばと監視をゆるめなかった。機関....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
のアメリカの艦隊のまわりをチョイサアや高速艇がいそがしく走りまわり、その上の空を
哨戒機がいくつも旋回している。なにもかもみな生きているもののしるしばかりだった。....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
―わが潜水艦は、潜望鏡《ペリスコープ》だけを出して、こっそりと近づいて行くのだ。
哨戒《しょうかい》(見張)の駆逐艦がうろうろしているが、まだ気がつかないようであ....
「三国志」より 著者:吉川英治
呉の左翼たる陸軍は破れても、近き江岸にある右翼の水軍はまだ無傷だった。その江岸の
哨戒隊がある日、蜀の一兵を捕えて、水軍の都督部へ引っぱって来た。 「どうして捕ま....
「三国志」より 著者:吉川英治
日頃の行軍編制とはまるで違う。なにしても異様なる有様であった。 魏本軍の前隊を
哨戒していた物見の兵は仰天した。こけ転んで、部将に告げ、部将はこれを、中軍へ急報....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の晩は何事もなくすんだ。そして翌朝のことだった。 「来たぞ」 大鳥居の前にいた
哨戒の兵は、大声で営内の将へ知らせていた。 「扇ヶ|谷の細川三兄弟が、三人打ちそ....