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唐臼
「唐臼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
唐臼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮動する地価」より 著者:黒島伝治
ずりこまして、葉裏の卵を探す代りに。 苅った稲も扱きばしで扱き、ふるいにかけ、
唐臼ですり、唐箕にかけ、それから玄米とする。そんな面倒くさい、骨の折れる手数はい....
「源氏物語」より 著者:紫式部
恥じ入られたりするよりも感じがよかった。ごほごほと雷以上の恐《こわ》い音をさせる
唐臼《からうす》なども、すぐ寝床のそばで鳴るように聞こえた。源氏もやかましいとこ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
は弘く奥羽・関東にわたって、巌窟の奥に住む妖怪と信ぜられ、相州の津久井などでは踏
唐臼の下に隠れているようにもいっていた。すなわち普通の人の眼に見えぬ社会の住民で....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
わして引くという根本の法則が、ともに在来の搗臼とはちがっている故に、大小を通して
唐臼と謂い、「地がら」はすなわち地
唐臼であって、系統は異なるが杵を用いぬという特....