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問い合わせ
「問い合わせ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
問い合わせの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
であったろうか。」 もっともこの後といえども、海軍省や内務省等から学問上の事を
問い合わせに来るようなことがあると、力の許す限りは返答をした。一八三六年からは、....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
強い印象を私に残して、私から姿を消してしまったのだ。 その後君からは一度か二度
問い合わせか何かの手紙が来たきりでぱったり消息が途絶えてしまった。岩内から来たと....
「妖怪学」より 著者:井上円了
ぐれば、一夜、父母の病気およびその死亡を夢中に見て、翌朝、数百里隔たりたる郷里へ
問い合わせて、その実を得たるがごとき、あるいは翌朝郷里よりの音信に接し、その夢と....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
り、たれびとの発明せしものなるやを究めんと欲し、諸国の有志にその流行のありさまを
問い合わせたるに、今日まで余の手もとに達したる報知によるに、一昨明治十八年の秋よ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
のたくさん書いてある書物の上をおさえながらいった。 「おおルゾン号か。すぐ無電で
問い合わせたまえ。午後八時二十分から九時の間にメリー号にすれちがったはずだが、同....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
から身をのがれるためではなくて、博士が十五年前に装填した長期性時限爆弾に関して、
問い合わせに殺到した官界財界その他ありとあらゆる職業部面の、概算三千人の群衆から....
「十年後のラジオ界」より 著者:海野十三
わがC子は正気づく。すると憩う遑もなく、忽ち娑婆から各新聞社が自殺原因をラジオで
問い合わせて来る。親たちや、友人や、恋人もラジオで訊ねて来る。受持区域の交番から....
「花束の虫」より 著者:大阪圭吉
機を指示していると睨んだ。で、先程一寸電話で、瑪瑙座の事務所へ脚本の内容に就いて
問い合わせて見た。するとそれは、一人の女の姦通を取扱った一寸暴露的な作品である事....
「旅客機事件」より 著者:大庭武年
ランクもないように、沿線各地点の模様を述べましょう。そして私は、それを一々各地に
問い合わせて、供述の真実であった事を立証させて頂けたら倖だと思います」 係官一....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
で、上り線と下り線とに電信を打って〈警戒の報知が来た。何か事故が起こったのか〉と
問い合わせると、どちらからも同じ返事が来て〈故障なし〉……」 この話を聞かされ....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
へ女中をやって、ヴィール夫人がいるかどうかを尋ねさせると、そこの家の人たちはその
問い合わせに驚かされて、彼女は来ていない、また来るはずにもなっていないという返事....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
右衛門が来ていた。忠義一途の用人は、きのう中にすこしは何かの手がかりは付いたかと
問い合わせに来たのであった。あまり性急だとは思ったが、相手がまじめであるだけに、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
往来に倒れていた男――それには何かの仔細があるらしく思われた。近所の人にだんだん
問い合わせると、前の晩の夜ふけに彼によく似た男が通りがかりの夜鷹蕎麦《よたかそば....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
が目見得《めみえ》に行ったぎりで其の後なんの沙汰もないので、姉も心配して相模屋へ
問い合わせに行きますと、目見得もとどこおりなく済んで、主人の方でも大変気に入って....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は自分の意見書を添えて『何々の仕置可申付哉、御伺』といって、江戸の方までわざわざ
問い合わせて来る。それに対して、江戸の奉行所から返事をやるのを『御指図書《おさし....