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問い質す
「問い質す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
問い質すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
もう四十歳に満ちている。貞白は五百の意のある所を解するに苦んだ。 そこで五百に
問い質すと、五百はただ学問のある夫が持ちたいと答えた。その詞には道理がある。しか....
「旅愁」より 著者:横光利一
に千鶴子の母は、
「胃がお悪いんですの。」
とびくりとした表情でひとり笑わず、
問い質すように矢代を見た。なるほど、これは不慮の失策だったと矢代は思った。
「悪....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
て流るるあたりの岸にありと聞きたれば、昼餉食べにとて立寄りたる家の老媼をとらえて
問い質すに、この村今は赤痢にかかるもの多ければ、年若く壮んなるものどもはそのため....