» 問掛

「問掛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

問掛の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
式部小路」より 著者:泉鏡花
幸病気は良いのですけれども、実に腸九廻するの思いで聞くに堪えん。が、そこで。」と問掛けて、後談を聞くべく、病室の寝床の上で、愁然としてまず早や頭を垂れたのは、都....
血の文字」より 著者:黒岩涙香
の問を設けて、試みながらも其色を露現わさず相も変らぬ静かなる顔付なり、稍ありて又問掛け「一つ合点の行かぬ事は全体犬を連て行くと云う事は無いよ、あれが大変な露見の....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
れよ」何んな声で云っても訛が違いますから露顕しそうなものだが、そこは夢中で小兼が問掛けると、半治は一間から飛出しまして、 半「さア此奴らア太え奴だ」 兼「お前は....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
題と未定問題との差異を知っている。ローマにおいてムナチウス・デメンスが大虐罪の審問掛かりであった頃いかなる拷問を与えたかについて、僕はラテン語の論文を書いたこと....
つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
た。それでもまだ何やらきいて見たいような心持がしながら、しかしあまり微細な事まで問掛《といか》けて、それがため現在の職業はまだしもの事、二、三年前京子と二人で待....