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「啼鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

啼鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草枕」より 著者:夏目漱石
》の一|豎子《じゅし》に過ぎぬ。雲煙飛動の趣《おもむき》も眼に入《い》らぬ。落花啼鳥《らっかていちょう》の情けも心に浮ばぬ。蕭々《しょうしょう》として独《ひと》....
巌流島」より 著者:直木三十五
三 四月十三日、眠りの楽しい時である。春眠|暁《あかつき》を覚えず、所々に啼鳥を聞く――朝寝をするに一番いい時。七時すぎ八時近くなっても武蔵は起出て来ない....
丹下左膳」より 著者:林不忘
白雲先生ではないが、旧書をたずさえ取って旧隠《きゅういん》に帰る……」 「野花啼鳥《やかていちょう》一般《いっぱん》の春《はる》、か」 と忠相がひきとると、....
小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
、「なき。」とこたえます。 *デンマークの原語では「ナデル(小夜)」。「ガール(啼鳥)」。「ガール」にはおばかさんの意味もある。 それから、ふたりはほっとため....
眠る森のお姫さま」より 著者:楠山正雄
ぶもののないダンスの上手になられますように、といいました。五ばんめの妖女は、小夜啼鳥のような、やさしい声でおうたいになりますように、といいました。六ばんめの妖女....