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「善因〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

善因の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鼻の表現」より 著者:夢野久作
来るだけ深く明らかに全世界の人類に知らせるのが何より急務であろうと考えられます。善因善果、悪因悪果、悔い改めよの、心を入れ換えよの、やれ神罰の、仏罰の、天の怒り....
源氏物語」より 著者:紫式部
れておいでになったということがなければですがね、しかし平凡な家の子としては前生で善因を得て生まれて来た人に違いございません。そんな人なのでございます」 などと....
金狼」より 著者:久生十蘭
手を合せてたのんだとき、そいつをきいてくれてたらこんな羽目にはならなかったんだ。善因善果、悪因悪果、早く絞首台へ追いあげられて、青洟《あおばな》をたらして往生し....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
だ。全篇のほとんど大半をそういう怪奇と戦慄で仕立てていって、尚かつとどのつまりを善因善果の解決にまで持っていって持っていけないことはゆめなかったろうと信じている....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ここに尽きて今日めでたく往生するのは取りも直さずわが悪因業ここに消滅して今日より善因業を生ずるのである。決して汝らが我を殺すのでない。我は死後チベット仏教のいよ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
理法これなり。この理法よく善を賞し悪を罰し、尺善寸悪といえども必ずその果報あり。善因異なればその果また異なり、悪因同じからざればその果また同じからず。罪業の軽重....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
じことです。 仏教の言葉で、これを「実相平等因果差別」と言います。実相平等とは善因は善報を受け、悪因は悪報を受けて、ちゃんと割り切れるという、物事の実体方面で....