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善徳
「善徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
善徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳥」より 著者:横光利一
《たい》してはいくらでも自身《じしん》を犠牲《ぎせい》にすることの出来《でき》る
善徳《ぜんとく》を持《も》つ代《かわ》りに、自身《じしん》よりも強者《きょうしゃ....
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
伝えられて居る。 元来義元は兄氏輝が家督を継いで居るので自分は禅僧となって富士
善徳寺に住んで居った。氏輝に予が無かったので二十歳の義元を還俗させて家督を譲った....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ち死して師質の子と生まる。美貌無双で、家内の器物、蜜で満たさる。相師いわくこの児
善徳無比と、因って摩頭羅瑟質《まずらしっしつ》と字《あざな》す。蜜勝の意だ。父母....
「バルザック」より 著者:宮本百合子
て横目つかう。 ○われわれ人間の滑稽さというものは、その大部分は美わしい感情や
善徳や長所が極端におしすすめられたものである。p.53 自尊心が――小事にこだ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の動物がいっしょに一人の人間のうちにあるということをも。
動物は皆、われわれの
善徳および悪徳の表象であって、われわれの眼前に彷徨《ほうこう》しわれわれの魂の目....
「サレーダイン公爵の罪業」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
ーは笑いながら答えた。「私は神経質ではないですから。しかし、とかく顕われんものは
善徳ですよ」 公爵は相手のこの返報が、何か自分の事を云っているのではないかと思....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
自分の地位と権力を、教養の普及のために、新しく力強い知識の創造のために、広範な
善徳のために利用して、それらをしだいに広く大きく全人類の上に波及せしめることがで....