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善知鳥
「善知鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
善知鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「突貫紀行」より 著者:幸田露伴
きもえせず飲み耽《ふけ》り、ひるいい終わりてたちいでぬ。安方町《やすかたまち》に
善知鳥《うとう》のむかしを忍び、外の浜に南兵衛のおもかげを思う。浅虫というところ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
嶺雪と号し、安永五年に江戸藩邸の教授に挙げられた。画を善くして、「外浜画巻」及「
善知鳥画軸」がある。剣術は群を抜いていた。壮年の頃|村正作の刀を佩びて、本所|割....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
達せずと。人々男の小さきは生まれ付きなり、能の上手下手に係らずやと問うと、太夫、
善知鳥《うとう》の曲舞《くせまい》に鹿を追う猟師は山を見ずという古語を引き居る。....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
森の親元へ沙汰をする、手当薬療、息子の腰が立つと、手が切れた。むかいに来た親は、
善知鳥、うとうと、なきながら子をくわえて皈って行く。片翼になって大道に倒れた裸の....