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嗷訴
「嗷訴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
嗷訴の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
和尚浮津真海と、こは国体を害する大事とて大いに怒り、百七、八十人徒党して郡役所に
嗷訴し、巨魁八人収監せらるること数月なりしが、無罪放免でその社は合祀を免れたり。....
「紅白縮緬組」より 著者:国枝史郎
れはいよいよ驚いた。これまでいっても解らぬかな……今の話の白縮緬組、南都の悪僧が
嗷訴する時|春日の神木を担ぎ出すように、お伝の方の飼い犬を担ぎ出して来ると云うで....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
寺のごとき勅願寺のほかは、ゆるさるべきものではない」 と、大岳の鐘を鳴らして、
嗷訴の気勢をあげるやら、造営奉行の高ノ師直の屋敷へ押しかけて、石を投じたり、落書....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
旧仏教徒が、騒ぎ出したに無理はない。解決を暴力に訴える右傾派が起って来る。朝廷に
嗷訴して禁止を強請する。それで源空も余程閉口したものと見えて、晩年には大いに温和....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
思っている)。延暦寺の散所法師については、わずかに岩橋小弥太君から示された『応安
嗷訴記』の、 応安元年八月廿五日政所集会議曰、 重可事 来廿八日神輿入洛事、三....