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嚇々
「嚇々〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
嚇々の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「革命の研究」より 著者:大杉栄
建制度の最後の遺物を保存して、それをつぎの世紀にまで残そうと努めた。そして、名声
嚇々たるジロンド党の徒や謹厳なロベスピエールは、財産の平等などという言葉を聞くと....
「机前に空しく過ぐ」より 著者:小川未明
風に吹かれる、若葉のように、うっとりとした時節でありました。たとえ、その光には、
嚇々とした夏があり、楽しみの多き、また働き甲斐の多き、雄壮な人生が控えていたとは....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
してくれたならば、主家を動かすことさえできる。そういう素晴らしい大大名の、威権|
嚇々たる重臣方なのであったが、ところがそういう重臣方が、さもつつましく膝を揃えて....
「趣味の遺伝」より 著者:夏目漱石
だ滑稽を脱せぬと云うなら余はなお一歩を進める。この凱旋《がいせん》の将軍、英名|
嚇々《かくかく》たる偉人を拝見するために飛び上がるのは滑稽ではあるまい。それでも....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
まるのも面白かった。またある板がこいの中を覗《のぞ》くと、そこは地獄のように炎が
嚇々《かっかく》と燃ていて、裸の小僧さんが棒のさきへ何かつけて吹くと、洋燈《ラン....