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四州
「四州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四州の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「厳島合戦」より 著者:菊池寛
ず、其の軍勢は三千五、六百の小勢であった。これに対して、陶晴賢は、防、長、豊、筑
四州より集めた二万余の大軍である。 だから平場の戦いでは、毛利は到底、陶の敵で....
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
程《みちのり》は、すべてここを基準にしている。八方の人家、富士のすがた、日本六十
四州からのお上りさんは、都へ来ると、誰しも、まず第一にこの橋を渡る。西のほうには....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
人口は二十五年にして倍加したことが見出された。一六四三年にニュウ・イングランドの
四州に植民した本来の人数は二一、二〇〇であった。その後、そこに入ってきたものより....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
肩をたたいて――何も心配することはない、村の迷惑を払い、因幡、但馬、播磨、備前の
四州にわたる街道の不安をのぞき、その上、幾多の人命を救うことになれば、自分の一命....
「三国志」より 著者:吉川英治
際しては特に、朝廷に奏請して、袁紹を大将軍太尉にすすめ、冀州、青州、幽州、并州の
四州をあわせて領さるべし――と云い送った。 黄河をわたり、河北の野遠く、袁紹の....
「三国志」より 著者:吉川英治
を以てしても、なお彼が常に恐れはばかっている者は、河北の袁紹しかありません。河北
四州の精兵百余万と、それを囲繞する文官、武将、謀士、また河北の天地の富や彼の門地....
「三国志」より 著者:吉川英治
しばしば土民から有利な敵の情報を聞くこともできた。 敵の袁紹は、捲土重来して、
四州三十万の兵を催し、ふたたび倉亭(山東省陽谷県境)のあたりまで進出してきたと早....
「三国志」より 著者:吉川英治
てはである。 いま、北に曹操があり、南に孫権ありとするも、荊州、益州の西蜀五十
四州は、まだ定まっていない。 ちと、遅まきながら、起つならば、この地方しかない....