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四弁
「四弁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四弁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
出来るのさ。……此奴は何うだ、知ってるかな?」 一つの花を指差した。白色粗※の
四弁花であった。 「いいや、知らねえ、何んで知るものか」 「教えてやろう、虎白草....
「菜の花」より 著者:小島烏水
虫の甲羅のように、小さく青く円くなっている。莟みの集団の下から、房になった黄色い
四弁花が、いま電燈の蒼い光にきらびやかに匂っている、茎は一皮下には、青い血が通っ....
「高原」より 著者:寺田寅彦
た中にはどうも雄蕊雌蕊を兼備しているらしいものも見えた。 カワラマツバの小さな
四弁花は弁と弁との間から出た雄蕊がみんな下へ垂れ下がって花心から逃げ出しそうにし....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
て来たもののように懐かしむのである。 話が一度どくだみに白い花が咲いて、それが
四弁だと数えているが、あれは植物学上、実は萼片に当るもので、花びらではないという....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
であり一つは芯切壺であります。両方とも真に美しい形のを見受けますが、特に鋏は先が
四弁の花形をしたものがあって、見ただけでも使いたい心をそそります。 私はここで....