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四捨五入
「四捨五入〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四捨五入の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜別」より 著者:太宰治
うになったと確言しているそうであるが、それはあの人が、何かの都合で、自分の過去を
四捨五入し簡明に整理しようとして書いたのではなかろうか。人間の歴史というものは、....
「駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
れておる。 ▲人口が過剰すると淘汰が行われる。限りある都市の地積が一杯になると
四捨五入して余分を市外に掃出さねばならない。交通の便利というは此淘汰を行う為めの....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ね》上りになりましょうし、バスもやがて今までの三区を二区にするでしょう。汽車賃は
四捨五入でなくて、二捨三入で、銅貨なしのかんじょうになりました。玉子は十ヶ八十銭....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
が、しかし、あっちから少し、こっちから少しという風に、いいところばかりそろえて、
四捨五入の結果三十六相そろった模範的美人になるよりは、少々歪んでいても魅力あると....
「地球の円い話」より 著者:中谷宇吉郎
粁か五粁位あるが、六桁目は糎の単位になる。即ち四粁か五粁程度の距離を粍まで測って
四捨五入して、やっと六桁の有効数字が得られるのであるから、単に長さを測るというよ....