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四方の海
「四方の海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四方の海の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
くさんあるから島に着いたらすぐに、高いやぐらをつくって、そこから、一人はきっと、
四方の海を見はること。信号の「たき火」は、宝島にはたきぎがたくさんあるから、すぐ....
「市郎の店」より 著者:豊島与志雄
ゃいけないよ。」 二 貝殻が少しも売れないのを、市郎はふんがいしました。世界の
四方の海洋からきたさまざまな貝殻、美しい色や模様に輝いている貝殻、じっと見ている....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
さまに走らした仮名は、かくれもなく、散策子に読得られた。 君とまたみるめおひせば
四方の海の 水の底をもかつき見てまし 散策子は思わず海の方を屹と見た。波は平か....
「西航日録」より 著者:井上円了
、山海の風光またよし。余、即時所感をつづる。 リスボンの灯台今は暗らけれど昔しは
四方の海を照せり 山自蒼蒼水自清、灯台聳処是葡京、星移物換人何去、失却往年航海名....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
は熱帯樹のかげの粗末な草庵がよいのである。) リスボンの灯台今は暗けれど、昔しは
四方の海を照らせり 午後四時出港。海上は風清く涼満ち、さらに炎暑を覚えず。こと....