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四道
「四道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四道の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
の地震は、その日に東海、東山の両道が震い、翌日になって、南海、西海、山陽、山陰の
四道が震うたが、海に沿うた国には海嘯があった。この地震は豊後海峡の海底の破裂に原....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
譲って何気なくその馬を仰ぐと、これもまた驚異の一つでないことはない。 上古の、
四道将軍時代の絵に見るような鎧《よろい》をつけた髯男《ひげおとこ》が一人、巴《と....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
〕 聖武天皇 聖武天皇御製。天平四年八月、節度使の制を東海・東山・山陰・西海の
四道に布いた。聖武天皇が其等の節度使等が任に赴く時に、酒を賜わり、この御製を作り....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
賢とともに、これを攻究してみたい。 先住土着の民族の綏撫同化の事蹟については、
四道将軍の地方巡察、景行天皇の熊襲親征、日本武尊の西征東伐等、我が古史の伝うる所....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
後世誰が蝦夷だと思うものがありましょう。系図の上から申しても、安倍氏は崇神天皇朝
四道将軍の一人なる大彦命の後裔、清原氏は天武天皇の皇子舎人親王の後裔、藤原氏は申....
「古事記」より 著者:太安万侶
タタネコの命は、神《みわ》の君・鴨の君の祖先です。 將軍の派遣 ――いわゆる
四道將軍の派遣の物語。但しヒコイマスの王を、日本書紀では、その子丹波のミチヌシの....
「三国志」より 著者:吉川英治
益州です」 「おお」 「荊州の地たるや、まことに、武を養い、文を興すに足ります。
四道、交通の要衝にあたり、南方とは、貿易を営むの利もあり、北方からも、よく資源を....
「三国志」より 著者:吉川英治
へ出るには有名な剣閣の嶮路を越えねばならず、南は巴山山脈にさえぎられ、関中に出る
四道、巴蜀へ通ずる三道も嶮峻巍峨たる谷あいに、橋梁をかけ蔦葛の岩根を攀じ、わずか....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
遊の価値はあろう。磐梯修験の巡回路をあるけば、附近、なお史蹟仏跡は多そうである。
四道将軍時代の古墳群だの、先住民族のエゾ穴だの、さかのぼると、考古学地層まで入っ....