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「回覧板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

回覧板の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
パンドラの匣」より 著者:太宰治
とても珍妙な事件が起った。きょうのお昼すぎ、お隣りの「白鳥の間」から、次のような回覧板が発行せられた。曰く、婦人に参政権を与えられたるは慶賀に堪えざるも、このご....
「うどんくい」」より 著者:宮本百合子
となるだろう。 国民食の研究資料として、主婦たちの声をとりあつめるのも、隣組の回覧板と一緒に出来ないことでもなかりそうに思える。防犯隣組は出来ても、そういう活....
だいこん」より 著者:久生十蘭
うずしているんだ。 二十七日の朝、名誉隣組長の枢密顧問官のKさんが、 「こんな回覧板が出ましてねえ」 と大きな声でいいながら広縁へあがってきた。ママの肩ごし....
流言蜚語」より 著者:中谷宇吉郎
ら、米国の国旗を用意し、御馳走《ごちそう》を作って待っているように」という布告を回覧板で廻した所があった。某研究所長の話であるが、その研究所員の若い夫人が、回覧....