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回路
「回路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
回路の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
イクソンをはげまして、外部との無線電話を、事務長の部屋から送受できるように、電気
回路の接続をかえさせた。 それがうまく開通すると、かれはさっそく救援にきてくれ....
「地球盗難」より 著者:海野十三
もあればあるものじゃ……」 盛んに器械をいじっているうちに、やっとテレビジョン
回路のパイロット・ランプがパッとついた。博士は噛みつきそうな顔して、第一装置の受....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
地《せっち》してある。だからパネルの前に人間が近づいて、目盛盤をまわしても、受信
回路の同調を破ったり、ストレー・フィールドを作って増幅
回路へ妨害を与えたりするこ....
「金属人間」より 著者:海野十三
トリの脳髄を植えたものですよ。もちろん人形の手足その他へは神経にそうとうする電気
回路をはりまわしてありますから、そのニワトリの脳髄の働きによって、この人形は手足....
「超人間X号」より 著者:海野十三
人間に命じて、山形警部をおさえつけ、その頭に脳波受信機《のうはじゅしんき》の出力
回路《しゅつりょくかいろ》を装置してある冠《かんむり》をかぶせた。そして警部を大....
「地球要塞」より 著者:海野十三
令部を呼び出すことをやめて、その代りに、空中から司令部の電波をキャッチしようと、
回路を受信側に切りかえ、受話器を耳にかけた。 波長帯は、三十五ミリ前後であった....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
ますから、待っていてください」 千ちゃんはふしぎに思って、テレビジョンの空中線
回路へ監視燈をつっこんでみると、燈がつかない。なるほど電流が通っていない。やっぱ....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
し出した堆石)の高原で形容を越えた苦難に苛まれながら、千二百里というたいへんな迂
回路を一人で歩き通し、神戸を発ってから六年目にラッサへ入った。 衣の裾のすぼけ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
余人の小勢で、かねて調べておいた“田鍋谷”へ分け入って行った。 道もない道を迂
回路として行くのであったから、三木部隊はみな徒歩だった。馬一頭|曳いていない。 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
方面へ、鳴りをひそめた。 山手隊も苦戦 と聞えたからであるらしい。 その迂
回路へ向った斯波高経の山手軍は、なにしろ、二つの峠をこえて、狭隘な道をムリにすす....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
昏の道すがらでは、手におえない。ゆうに一日二日の巡遊の価値はあろう。磐梯修験の巡
回路をあるけば、附近、なお史蹟仏跡は多そうである。四道将軍時代の古墳群だの、先住....