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「団結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

団結の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鎖工場」より 著者:大杉栄
の鍵を奪いとることはとてもできないと観念してか、しきりと近所の奴等にささやいて、団結を説いている。 「主人の数は少ない。俺達の数は多い。多勢に無勢だ。俺達がみん....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
うことが分ってきた時代には事情はよほど改善されてきた。すなわち、知識の所有者等は団結して比較的大きな一つの僧侶階級を形成した。そうして彼らは実際本式の学校のよう....
映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
。 しかるに、これでもまだ足りないのか。いまや、会社側は四社連盟によって堂々と団結し、このいくじのない無抵抗主義者たちに向かって華々しく挑戦してきたのである。....
地球盗難」より 著者:海野十三
れた。 「われわれ地球に棲息する人類は、骨肉|相食む闘争を即時中止し、全人類一致団結して、やがて侵入して来ようとするウラゴーゴルに対する戦闘準備を考究しなければ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
の本堂の広間に古参生と新入生と四、五十名集まった。 「君等はまず国の者同士の堅い団結を形づくらなければならない。そしてその団結の下に将校生徒としての本分を発揮し....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
れているが、また宗教的にも組織されて、ことに回々《ふいふい》教徒はもっとも強固に団結している。そしてそこには、賃金奴隷からの解放のほかに、民族的や宗教的の独立と....
時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
うに、おちついて観察し、その正体を見きわめることです。第二に、ぼくたちは協力し、団結しましょう。捜査にあたってばらばらになって、自分の好き勝手をすると、成績があ....
仲々死なぬ彼奴」より 著者:海野十三
いう疑惑が、なんだか本当にそうあったらしく思われて来るのであった。親族連中が一致団結して事に当っているのもおかしいと言えば言えないこともないし、死亡診断書を書い....
旅客機事件」より 著者:大庭武年
乗客二人を相手とした大格闘が行われたものとは推定され得なかった。乗客二名はどうせ団結していたろうし――。だから、どうしても綿井の死が先であるらしく思われた。もし....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
のなれば、衆説相分かるるの恐れなし。これ、宗教の力よく人心民情を連合して、一国の団結を助くるゆえんなり。第三に、宗教は人の感情の上に動き、人の精神の中に入り、一....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
は実行の出来やすい方策から、実行するということにきめた。すなわち全市の婦人連が総団結をして家庭を通じて婦人参政権を要求し、もしも、婦人参政権を認めないものがあり....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
て社会主義に一路邁進している。すなわちいまや中国においては六億八千万の国民が一致団結をして大自然との闘争をやっているんだということをいわれたのであります。私はこ....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
。ついで満州事変直後の昭和七年一月、総選挙が実施されたが、分裂した無産政党の大同団結がなり、全国労農大衆党が結成された直後でもあるので、私も大いに張切った。その....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
、一幅の風景画のように、各家庭が散在しております。そして十数個から数十個の家庭が団結して一部落をなし、お互いに才能に応じていろいろの仕事を分担して専門的に行わせ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
も全国民の全力を用う。 三 しからばこの戦争の起る時機いかん。 ※ 東亜諸民族の団結、即ち東亜連盟の結成。 ※ 米国が完全に西洋の中心たる位置を占むること。 ※....