図図しい[語句情報] » 図図しい

「図図しい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

図図しいの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅愁」より 著者:横光利一
もどかしげな表情で、 「何んといったらいいんでしょう。ハイカラなくせに、ちょっと図図しいの。でも、これはひどく云ってみてのことだわ。」 矢代には久慈の変化の仕....
或る少女の死まで」より 著者:室生犀星
。なまいきな。」 男は少し中腰になって大学生を憎憎しげに睨んだ。それがいかにも図図しいゴロツキ肌な、厭味たっぷりなものであった。大学生は、はっと思う間もなく、....
幼年時代」より 著者:室生犀星
うに縮み上った。真赤になった。ものの二分も経つと私はよく馴らされた厚顔さに、その図図しい気持ちがすっかり自分の心を支配し出したことを感じた。「どうにでもなれ。」....