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「図心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

図心の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
期間に、できるだけ多く搾取しようとした官僚政治により、遂に国民の生産的、建設的企図心を根底的に消磨し、生活し得る最小限度の生産が、人民の経済活動の目標となった結....
三人の双生児」より 著者:海野十三
角でも父から訊きだして置くのであったと、残念でたまらない。なぜなら、その後父は不図心変りがして船を下り、妾を連れて諸所|贅沢な流浪を始めたが、妾が十歳の秋に、こ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
り、二時ばかり咋う合うて蛇少し弱った体《てい》で釣り人どもの方へ目を見やるを、相図心得たりと七人の者ども寄りて蜈の頭から尾まである限りの箭を筈本《はずもと》まで....
一本の花」より 著者:宮本百合子
ず一年余知り合った朝子が、ひとりで、自由で、ちょっと面白くなくもなさそうなのに不図心づき、何か恋心めいたものを感じたのであろう。 朝子にとっても、ぼんやり幸子....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
といつも連絡づけることが望ましいので、そうしないと、自然科学上の独創的な着眼や企図心は、決して延びないだろう。日本の自然科学者や技術家が、翻訳した術語を一方に於....