図説[語句情報] » 図説

「図説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

図説の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
に和田垣博士の『兎糞録』はまだ拝見せぬが兎糞には種々珍しい菌類を生じ予も大分集め図説を作りある。備後《びんご》の人いわく兎糞を砂糖湯で服すると遺尿に神効ありと。....
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
まった。「うむ」と彼は唸り出した。「これは素晴らしい屋敷だわい。四真相応大吉相の図説に、寸分隙無く叶っている。右に道路、左に小川、南に池、北に丘、艮の方角に槐樹....
南国太平記」より 著者:直木三十五
》の鹿児島が、どんなに進歩したか? 彼自らは「琉球産物誌」「南山俗語考」「成形図説」を著し、洋学者を招聘し、鹿児島の文化に、新彩を放たしめたが、然し、それは悉....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
入れたルイ・ドルヴィルの地理学的な史料は、旅行記としてもすぐれ、キルヘルの「支那図説」の中に収録されているが、海抜一万六千尺という地球の頂上にある冥蒙たる地域に....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ごきしゅん》の『植物名実図考《しょくぶつめいじつずこう》』巻之十九、蔓草類にその図説が出ているので、今ここにそれを転載してみよう。その解説は「九子羊ハ衡山ニ産シ....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
のパラスが、Paeonia albiflora Pallas の学名をつけてその図説を発表したが、満州〔中国の東北地方一帯〕に産するものには、淡紅花《たんこうか....
手長と足長」より 著者:喜田貞吉
、祭神天忍穂耳尊・手力雄命・天鈿女命とある。また手長比売神社の祭神は、同書に壱岐図説を引いて、忍穂耳尊の妃|栲幡千々姫命と、稚日命・木花開耶姫命・豊玉姫命・玉依....
」より 著者:中谷宇吉郎
しかし雪華の研究をした人としては唯一人、今より百余年前即ち西暦一八三二年に『雪華図説』なる一書を著した、下総《しもうさ》古河《こが》の城主|土井大炊頭利位《どい....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
は東北では普通にマダの木と謂い、是で織った粗布をマダヌノと呼んでいる。『蝦夷産業図説』には、アイヌがオヒョウまたはアツという木の皮で、アツトシというものを作って....
南画を描く話」より 著者:中谷宇吉郎
たような題材を選べば一番安全であるという明白な事実に気がついた。それで『日本魚類図説』と『日本|蟹類《かにるい》図説』とを買って来た。 この本はどちらも原色版....
語呂の論理」より 著者:中谷宇吉郎
先年北海道で雪の研究に手を付けた時、日本の昔の雪の研究として有名な、土井利位《どいとしつら》の『雪華図説《せっかずせつ》』と鈴木牧之《すずきぼくし》の『北越雪譜《ほくえつせっぷ》』....