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固結
「固結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
固結の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の歩を進めて次のような場合をも論じている。すなわち、ある我らの地球と同様に表面が
固結した天体があって、その雰囲気の高さが甚だ高く、もはやその中での重力を至る所同....
「小浅間」より 著者:寺田寅彦
となって遊離して来る、従って内部が次第に海綿状に粗鬆になると同時に膨張して外側の
固結した皮殻に深い亀裂を生じたのではないかという気がする。表面の殻が冷却収縮した....
「浅間山麓より」より 著者:寺田寅彦
は、重力という「鬼」の力で押されて山腹を下り、その余力のほんのわずかな剰余で冷却
固結した岩塊を揉み砕き、つかみ潰して訳もなくこんなに積み上げたのである。 岩塊....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
乾燥力が強い。それは血管を通して血液の水分を吸い取る。それ故血液の凝結と次にその
固結をきたす。そのために肺に結核を生じ、次いで死をきたす。糖尿病と肺病とが隣する....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
六万四千七百四十一ポンドすなわち、およそわが百十万円なり。 ベルギーはローマ宗
固結の国にして、宗旨をもって政党を団結し、当時の政府は宗旨政党の組織するところと....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
して来る、従って内部が次第に海綿状に粗鬆《そしょう》になると同時に膨脹して外側の
固結した皮殻に深い亀裂を生じたのではないかという気がする。表面の殻が冷却収縮した....