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国を売る
「国を売る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国を売るの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
」 傍にはこう書いてある。 もう一方の窓の上の壁には、人民から強奪、強姦して
国を売る張作霖の漫画と、共産党とソヴェートロシアを、「共産賊党」「赤色帝国主義」....
「蟹工船」より 著者:小林多喜二
て、飛んでもないことをケシかけるものがあるとしたら、それこそ、取りも直さず日本帝
国を売るものだ。こんな事は無い筈だが、よッく覚えておいて貰うことにする……」 ....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
っていないじゃないか。日本人は、国のためなら命も喜んですてる。その日本人に、金で
国を売るようなことをさせようたってそりゃむだだよ。ケレンコ君。折角だがおことわり....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
はイギリスだとのことだが、長州や薩摩だって同様だ、徳川が憎いからといって、毛唐に
国を売るような振舞はすまい。 だが、意地となると、どういう番狂わせが出来るか知....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
べからず。禍は思わぬところに起こるものなり。国民に独立の気力いよいよ少なければ、
国を売るの禍もまたしたがってますます大なるべし。すなわちこの条のはじめに言える、....
「三国志」より 著者:吉川英治
あげて、 「劉玄徳は、仁人である。故主の墳墓の土も乾かぬうちに、曹操へ降を乞い、
国を売るの賊、汝らこそ怪しからん。――いで、魏延が城門をあけて、玄徳を通し申さん....