国交断絶[語句情報] » 国交断絶

「国交断絶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国交断絶の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
明をつけると、それに近いものだった。 我が潜水艦の行方 ――遂に国交断絶―― 横須賀の軍港を出てから、もう二|旬に近い日数が流れた。 清二の....
道標」より 著者:宮本百合子
月十四日、パリ祭の日にソヴェト同盟と中国との国境が封鎖された。十七日には、正式に国交断絶した。そして、十八日、ハルビンに戒厳令がしかれた。 佐々の親たちとつや....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。杉田二等水兵は、まだ十分に快復しきっていない。心配なことである。 ついに国交断絶! 五月十七日。―― この日こそ、千古にわたって記憶せらるべき重大な....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
のほうが正しいがいいわけしたのがわるく、わたしがあやまるまで来ないといって帰り、国交断絶、わたしはローリイのあやまりに来るのを待ちましたが来ません。その晩、エミ....
町内の二天才」より 著者:坂口安吾
郎の背中に塩をぶちまいて追ッ払っちまえ。縁起でもねえ」 こういうワケで、両家の国交断絶と相成ったのである。 源床が魚屋の発狂を云いふらすこと 当節....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
。政宗にはそのような用意や研究は何もなかったようだ。彼は当時のオランダと旧教国が国交断絶、敵対関係にある事情についても正しい認識がなかった。そしてその手落ちによ....
日記」より 著者:宮本百合子
ぬ将軍等と、外交的意味を以て? それを救おうとする英国大使の黙劇。興味あり。英の国交断絶も要するによいきっかけで手を抜くのか? 少し気概のある外交を見たし。もう....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
リッとまっ二つに引き裂いた。 米国大使は真赤になって怒った。 「よしッ、これで国交断絶だッ。」 ――『旗風』が沈んでから二日目には、もう宣戦が布告された。 ....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
からこの大破裂の生ずべきを待設けて晴れの舞台の一役者たるを希望していたから、この国交断絶に際して早まって提調を辞して北京を去ったのを内心|窃かに残念に思っていた....
三国志」より 著者:吉川英治
意を、呉に対して抱いたであろうことは想像に難くない。 宣戦せざる宣戦――無言の国交断絶状態にはいった。 が、長江の水だけは、千里を通じている。 そのうちに....
挙国一致体制と国民生活」より 著者:戸坂潤
れている。だが昨今は、もはや準戦時体制ではなくて寧ろ戦時体制などではないのだし、国交断絶に照応する戦時動員はないわけであるから、之を以て真正の戦時体制とも真正の....