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国元
「国元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国元の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鯉魚」より 著者:岡本かの子
方地方で小競合《こぜりあ》いが始まりました。そこで細川方の領将も、山名方の領将も
国元の様子が心配なので取る物も取りあえず京都から引返すという有様。 ここに細川....
「夫婦善哉」より 著者:織田作之助
吉の口から「一つお父つぁんに頼もうやないか」と言い出していた。種吉は若い頃お辰の
国元の大和《やまと》から車一台分の西瓜を買って、上塩町の夜店で切売りしたことがあ....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
議なくらいしょげ返ってお君の視線を避けて、男らしくなく、むしろ哀れだったが、夕方
国元から兄と称する男が引取りに来ると彼はほッとしたようだった。永々厄介な小僧を世....
「わが町」より 著者:織田作之助
て僅かな貯えを資本にはじめたモンゴ屋(金時氷や清涼飲料の売店)ははやらなかった。
国元への送金も思うようにならず、これではいったいなんのために比律賓まで来たのかわ....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
まで届けて来た日本からの手紙を見ると、差出人は誰だかとくどく訊いた。新吉はそれが
国元の妻からのものだと、はっきり答えた。 新吉は部屋へ帰ると畳込みになって昼は....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
。尤も父は時の帝から召し出され、いつもお側に仕える身とて、一年の大部は不在勝ち、
国元にはただ女小供が残って居るばかりでございました……。』 『御きょうだいもおあ....
「雨」より 著者:織田作之助
見習弟子は不思議なくらいしょげ返ってお君の視線を避け、むしろ哀れであったが、夕方
国元から兄と称する男が引取りに来ると、彼はほっとしたようだった。永々厄介な小僧を....
「村芝居」より 著者:井上紅梅
の十年のうちで、しかもとうとう何の意味をも見出さずに出て来たのだ。 第一囘は民
国元年、わたしが初めて北京へ行った時、ある友達から「ここの芝居は一番いいから、以....
「石塀幽霊」より 著者:大阪圭吉
れは蒸しかえるような真夏の或る日曜日のことだった。午後の二時半に、一寸した要件で
国元への手紙を書き終えた雄太郎君は、恰度この時刻にきまっていつものように郵便屋が....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
した。カプユルタンのマハラニがドーヴィル大懸賞の競馬見物に乗って出る為、わざわざ
国元|印度から白象を取寄せたということ。また小さい美しい巴里女優ラ・カバネルが四....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
って、同時に他の一つの変化がそれに合することをいうのである。自分の朋友がたしかに
国元におるのに、突然目先にその姿が現出して、たちまち消えてしまった。不思議である....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
葉書を出して呼寄せたが、返事も来なければ終に顔も見せなかった。 二タ月ほどして
国元から手紙を遣したが、紋切形の無沙汰見舞であった。半歳ほどして上京したが、その....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
としきりに彼に還俗をすすめた。けれども慧鶴は承知しなかった。 それから間もなく
国元から使が来て、彼の母親の死を知らせた。この母は慧鶴が出家することに力を添え、....
「雨」より 著者:織田作之助
日、見習弟子は哀れなほどしょげ返りお君の視線をさけて、不思議な位であったが、夕方
国元から兄と称する男が彼を引取りに来ると、ほっとした顔付になった。永々厄介な小僧....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
いのだから軒並みに断られた。それでも最後の店では多少気の毒にもなったのだろう。『
国元に身元を問合わせてみるから、その間ここにいてみたらどうかね』といってくれた。....