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国吉
「国吉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国吉の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死までを語る」より 著者:直木三十五
でもないので、薄恕一氏の紹介で、小学校の代用教員になる事になった。赴任地は、大和
国吉野郡白銀村、白銀尋常小学校というのである。 五条の町から、山へ入ること三里....
「安重根」より 著者:谷譲次
一行、東清鉄道副総裁ウェンツェリ、同鉄道長官ホルワット少将、交渉局長ダニエル、清
国吉林外交部の大官、ハルビン市長ベルグなどがいる。ボンネットの夫人連も混っている....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
小畑久太郎 (ワキツレ)梅津昌吉 (大鼓)宮崎逸朔 (小鼓)河原田平助 (太鼓)
国吉静衛 (笛)杉野助三郎 (間)岩倉仁郎 ◇粟田口 (狂言)野田一造、野村祐利....
「アメリカ文化の問題」より 著者:宮本百合子
ているかということは、ニューヨークですばらしい成功をおさめているという日本人画家
国吉氏の作品の写真をみた時も感じたし、先ごろ注目された「アメリカ交響楽」をきいて....
「回想録」より 著者:高村光太郎
父は何も仕事は出来なかった。それで仲御徒町の時の貧乏は実にひどいものだった。山本
国吉(後の瑞雲さん)が一所懸命父の代作をして、それを三幸商会に持って行き、其の日....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
たのであります。また山本瑞雲氏は現存で今日盛んに活動しております。この人は元萩原
国吉といいましたが、後に実家の山本姓に復し号を瑞雲と改めました)。 鏡縁が納ま....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
でもお渡ししますと、充分に私を信じてくれておりますので、私は家に帰り、弟子の萩原
国吉を使いにやりました(この
国吉は今の山本瑞雲氏の旧名。当時の青年も今は五十以上....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
って行かれているのだと合田氏の話。何はとまれ、狆が其処にいてくれれば好いと、私は
国吉を使いにやった。 「もし、狆が荒物屋にいなかったら、行った先を其処で聞けば分....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
。この人には子供がないので、伊豆の熱海温泉場の挽物師で山本由兵衛という人の次男の
国吉というのを養子にしたのですが、この子供が器用であって、養父の吉兵衛さんも職業....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
食物ですが「奈良漬」はここを本場とするのでその名を得たのでありましょう。 大和
国吉野郡の国樔村は関西の紙の需用を引受て盛な仕事ぶりを見せます。種類も一、二では....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
食いとめることができない、かならず奇怪な手段で成功した。 二 泰文には、文雄、
国吉《くによし》、泰博《やすひろ》、光麻呂の四人の息子と、葛木、花世という二人の....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の又八の母か」 「何をほざく。他国者と侮って、西瓜売りとはようもいやったの。美作
国吉野郷竹山城のあるじ新免宗貫に仕えて郷地百貫、歴乎とした本位田家の子、わしはそ....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
た女が、落ちて死んだという話が他の村々に多いのも、その為かと思います。 若狭の
国吉山の麓の機織り池なども、今はすっかり水田になってしまいましたが、前には水の中....