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「国姓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国姓の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
太鼓をさわがしく叩き立てていた。和藤内の虎狩が今や始まっているのである。看板にも国姓爺合戦と筆太にしるしてあった。 「国姓爺か。大物をやるな」 半七はふと何事....
十二支考」より 著者:南方熊楠
た記事は例の『戦国策』の鷸蚌《いつぼう》の故事もっとも顕われ、其碩《きせき》の『国姓爺《こくせんや》明朝太平記』二の一章に、旅人が乗馬して海人《あま》に赤貝を買....
」より 著者:岡本綺堂
と、虎の姿はどこにも見付からない。有名な岸駒の虎だって画で見るばかりだ。芝居には国姓爺の虎狩もあるが、これも縫いぐるみをかぶった人間で、ほん物の虎とは縁が遠い。....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
屋は、長方形の湯槽の上に石榴口といって、押入じみた形のものがあって、児雷也とか、国姓爺とか、さまざまの絵が濃い絵具で画いてあり、朱塗の二、三寸幅の枠が取ってあっ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
った。菊五郎もその年の歌舞伎座十一月興行に「忠臣蔵」の勘平と本蔵と赤垣源蔵と、「国姓爺合戦」の和藤内とを勤めているあいだに発病して、半途から欠勤するのやむなきに....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
小町姫も好評。 ○三月、神田三崎町の東京座、新築落成して十日より開場し、団十郎の国姓爺、好評。 ○五月、歌舞伎座にて「侠客春雨傘」を初演。団十郎の大口屋暁雨、大....