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国是
「国是〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国是の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中味と形式」より 著者:夏目漱石
露西亜《ロシア》と日本とどっちが勝つかというずいぶんな大戦争でありました。日本の
国是《こくぜ》はつまり開戦説で、とうとうあの露西亜と戦をして勝ちましたが、あの戦....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
出版をもって意見を公にするを得たるは実に当時印刷事業進歩の賜なり。彼らはしばしば
国是確定、紀綱緊張の説を主張し、または朝鮮征討、国権拡充を唱道したり。しかれども....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
命もどうなることであろうか、今般の征伐はしばらく猶予され、大小の侯伯の声に聞いて
国是を立てられたい、長州一藩のゆえをもって皇国|擾乱の緒を開くようではいったんの....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
。先年の勅使が関東|下向は勅諚もあるにはあったが、もっぱら鎖攘(鎖港攘夷の略)の
国是であったからで。王政一新の前日までは、鎖攘を唱えるものは忠誠とせられ、開港を....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
する神祇官はほとんど一代の文教を指導する位置にすらあった。大政復古の当時、帝には
国是の確定を列祖神霊に告ぐるため、わざわざ神祇官へ行幸したもうたほどであったが、....
「惜別」より 著者:太宰治
満場一致|大喝采裡に会の目的が可決され、この『支那の保全』は、爾来、わが国の対支
国是となっているという事です。私たちは、もうこの上、何も言う事が無いやないか。支....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
して非難もされている。しかしこういう議論は映画理論家にとって、また特にソビエトの
国是の上から重要かもしれないが、一般映画観賞者の立場からは、たいした意義をもたな....
「北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
を通して間接に見るだけであるが、科学の国としてのロシアの独立なる存在は、かの国の
国是の変わった今日でもなおわれわれの目にはあまり濃厚な影を宿さなかったのであるが....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
が没交渉ではなかったと言ってもよい。 よくは知らないが現在のソビエト・ロシアの
国是にも科学的産業興振策がかなり重要な因子として認められているらしい。たとえば飛....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
いるうちはとにかく世界の強国として乗り出そうとする場合に、この事実が深刻な影響を
国是の上に及ぼして来るのである。それはとにかくこのようにいろいろのものが少しずつ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
なものには少くとも二種類あるということを忘れてはならぬ。 「我国の体育は皇国の大
国是に基き、皇道精神の涵養を第一義として実施さるべきなり、陸軍戸山学校はこの大方....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
他の国民のその祖国への愛と、置き換えて矛盾しないような、普遍的格率すなわち道義的
国是を要請するのみである。 私はこの徳永先生によって貧しさの中で、真理を愛し、....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
徳太子のような曠古の大天才が此世に顕れて一切の難事業を実に見事に裁決させられた。
国是は定まり、国運は伸び、わけて文化の一新紀元が劃せられた。美の領域に於ける太子....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
人種競争の避くべからざる所以を歴史的に説いて「この覚悟で国民の決心を固め、将来の
国是を定めないと、何十年後に亡国の恨みがないとも限らない、」と反覆痛言した事があ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
しで、第一に困難を受けるのは即ち我が国であると考えるからには、どうしてもかねての
国是に基づいて施設するところがなくてはならんようになったです。
そこでごくこの....