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「土井〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

土井の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古千屋」より 著者:芥川竜之介
はり次ぎの間に控《ひか》えていた成瀬隼人正正成《なるせはいとのしょうまさなり》や土井大炊頭利勝《どいおおいのかみとしかつ》へ問わず語りに話しかけた。 「とかく人....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
は池田|備前守《びぜんのかみ》侯の家臣でこの二月から帰藩中、残りのひとりはこれも土井|大炊守《おおいのかみ》のご家臣で、同様この四月から帰国中ということでしたか....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
の七ツ。すなわち今の四時です。お駕籠《かご》でずっと千駄木村《せんだぎむら》なる土井|大炊守《おおいのかみ》のお下屋敷へおなりになり、ここで狩り着にお召し替えと....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
ら、栗橋の宿には関所がある。その関所をすぎて川を渡ると、むこう河岸は古河の町で、土井家八万石の城下として昔から繁昌している。かの座頭はその古河の方面の岸に近くた....
島原の乱」より 著者:菊池寛
報じたのは寛永十四年十一月十日の事である。大老酒井忠勝、老中松平信綱、阿部忠秋、土井利勝等の重臣、将軍家光の御前で評定して、会津侯保科|正之を征討使たらしめんと....
地獄の使者」より 著者:海野十三
ましたがね、“告白書。拙者乃チ旗田鶴彌ハ昭和十五年八月九日午後十時鶴見工場ニ於テ土井健作ヲ熔鉱炉ニ突落シテ殺害シタルヲ土井ガ自殺セシモノト欺瞞シ且ツ金六十五万円....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
種の著述心霊講座、神霊主義と共に本書は日本に於ける斯学にとりて重大な貢献である。土井晩翠 ――本書を繙かるる人達の為に―― 淺野和三郎 本篇を集成したるものは....
カストリ社事件」より 著者:坂口安吾
って、ひとつしか、ねえもの、困るよ、なア」 と、大きな声で、悲鳴をあげたのは、土井片彦という自称天才詩人、二十六歳である。時と場所を心得ない。花田一郎は、目ま....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
た。 もうその頃には紋太郎は少し離れた榎の蔭に身を小さくして隠れていたが、 「土井様と云えば譜代も譜代|下総古河で八万石|大炊頭様に相違あるまいが、さては今夜....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
の区域に立っている大名屋敷といえば、酒井|若狭守、松平|左衛門尉、青山|下野守、土井|能登守、――といったような人々の屋敷屋敷で、その間に定火消しの番所もあれば....
増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
同年七月には新造の霊屋で供養を行なっている。その年のうちに三代将軍は、工事奉行の土井利勝に工事速成の賞として、来光包の脇差を与えている。続いて大工鈴木近江、同木....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ーい」といいながら、走って蔵から持ち出して来ます。客の絶間もありません。阿部様、土井様、酒井様、亀井様、近くの華族の邸は皆出入です。私どもが曙町へ移って間もない....
遁走」より 著者:葛西善蔵
い合うようなことも尽きて、身体を横にして、互いに顰め面をしていたのだ。 そこへ土井(やはり笹川の小説のモデルの一人)がやってきた。彼はむずかしい顔して、行儀よ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
イ地方から輸入された物品である。その中で最も私の感じたのは日本の燐寸です。大阪の土井〔(亀太郎)〕という人が拵えた燐寸がチベットのラサ府の中に入って居るです。ま....
エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
より三十三ヶ月の後なる、明治三年十二月に、和歌山藩が発した取締令を左に紹介する(土井為一君報告による)。 一、皮田の奴へ別紙箇条の通相触れさせ候事。 一、市中は....