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土圭
「土圭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土圭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
三 無礼講の酒宴にぐたぐたに酔ってしまった若武士たちは、九つのお
土圭《とけい》が鳴るのを合図に総立ちになって退出しようとすると、急にお傍用人が奥....
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
らぬものの恋なぞは、心にも止めていられないのだ。 カチカチと、オランダ渡りの置
土圭が、静かな時の刻みをつづけていった。――勿論殿から拝領の品だった。追放の身に....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ようで、暗くなるのが早うござりましたからの」
「今、扇屋を出てくる前に、あそこの
土圭が鳴っていたが」
「ならば、それがおおかた、今、柝を打って廻っていた酉の下刻....