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土城
「土城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土城の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
、三法師丸を織田家の相続とし、信雄、信孝が後見と定って居たのであるが、秀吉は、安
土城の修復を俟って、三法師丸を迎え入れようとした。然るに岐阜の信孝は、三法師丸を....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
リさせていた名所旧跡は、みんな博多を中心にして取囲んでいるんだ。唐津、名護屋、怡
土城、太宰府、水城、宇美、筥崎、多々羅、宗像、葦屋、志賀島、残島、玄海島、日本海....
「南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
た。 その翌年の春が来た時、右近丸と民弥との結婚式が、織田信長の仲人の下に、安
土城内において行なわれた。その客の中には改心をした猿若が、可愛らしいお小姓の姿を....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
。海陸ともに交通の要点で、これにまさるいかなる要点も有り得ない。ビワ湖に面した安
土城(信長晩年の設計)と大阪の地とでは、雲泥の差があるね。安土の地はなお戦国的な....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
げく奇妙なことを発案し実行しつつあるように伝えている。 それによると、信長は安
土城内に総見寺をつくり、その本尊として釈尊ではなく、彼自身の像を飾ることを考えて....
「三国志」より 著者:吉川英治
蟻地獄のような土工業が約一ヵ月も続いた。 さながら埃及のピラミッドを見るような
土城が竣工しつつある。西涼軍のほうからも眺められていたにちがいない。しかし、手を....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
は、眼をまるくしていた。姫路の小城と比較しては、少年の目にすら、余りにもちがう安
土城の豪壮と絢爛に唯もう唾をのんでいる姿だった。 けれどこの少年も後には黒田長....