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土石
「土石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土石の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
の大雨《たいう》のため諸所《ところどころ》山崩れがあって、時々頭上の断崖からは、
土石がバラバラと一行の前後に落ちてくるには閉口閉口。一貫目位の巌石《がんせき》が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いるところへ、予想外の大力で一度にガタリと埒《らち》があいたものですから、周囲の
土石も一層、狼狽《ろうばい》の度が強かったに違いありません。 与八も飛び退きま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
し、この馬鹿みたような当人は、相変らず天下泰平で、その馬鹿力を応用し、さしも人と
土石との労を尽したグロテスクの建造物を、数日の後には苦もなく破壊し尽して、そうし....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
荷馬の空鞍に乗った。その頃珍らしかったのは、三河地方の平坦な土地では、人が曳いて
土石などを運ぶ、板で囲った小さな荷車に、旅客をも賃銭を取って乗せてたので、私ども....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
く足場もなければ、とびつこうにも手がかりがない。
周囲は、荒削《あらけず》りの
土石の壁。
もう地上は、たそがれどきでもあろうか。
さっきまで、穴からかすか....
「歳時記新註」より 著者:寺田寅彦
月十三日『東京朝日新聞』) 三 露 夜地上の草木
土石が冷えて空気よりも冷たくなると、空気中の湿気が持ち切れなくなって露と結ぶ。地....