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「土語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

土語の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
“Kintefwetefwe”に利用するんだ」 「…………」 「つまり、コンゴの土語でいう『自然草の橋』という意味だ。ああ、これまでなぜ気がつかなかったんだろう....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
亭主が中腰に踞《しゃが》んで燈明の光りで靴を縫い合せ乍ら、喉一杯の声を張り上げて土語の歌を唱って居た。……娼家の門の上にはプリアポスの神に捧げられた、猥らな絵を....
光と風と夢」より 著者:中島敦
(彼の名を正確に発音できる土人は少かった)或いはツシタラ(物語の語り手を意味する土語)が、富豪であり、大酋長《だいしゅうちょう》であることは、最早疑いなきものと....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
てあるのを見る。夏のヴィラがあって人が住んでいたのだ。 フィンランド国――芬蘭土語ではスオミ、Suomi ――の首府へルシングフォウス――芬蘭土語でヘルシンキ....
競漕」より 著者:久米正雄
しまい、今では二人はまるで外出行きの話しかしなくなってしまった。二人は出身地方の土語を用いて妙な蟠りのある話を始めた。それも、 「今年はいつもよりお寒うござすな....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
「ルンミー」というのであるが、釋迦如来の生れた所がルンミーと申しますので、それを土語ではルンミーと申したのである。その音訳だと思います、正式の梵語では「ルンビニ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
うだけでなんにも外の事は知らぬのが沢山ある。 しかしこの種族はこの点については土語でいちいち名を知って居る。それらは実に感心なものです。そうしてまた動物性の物....
三国志」より 著者:吉川英治
志演義」の原著書は、史実と伝説とを、充分に知悉していながら、しかも多分にそういう土語民情の中に伝えられている孔明の姿をも取り容れて、さらにそれを文学的に神仙化し....