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地坪
「地坪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地坪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
うのは名ばかりで、足の長いものならばまたぎ越えられるぐらいの小さい高地で、全体の
地坪から見ても三四十坪を過ぎまいと思われるのであるが、昔から奇怪な伝説の付き纏っ....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
た外貌を整えて来た。巌丈一方の鉄筋コンクリイトのアパアトも、一階に売薬店があり、
地坪は狭いが、四階の上には見晴らしのいい露台もあって、二階と三階に四つか五つずつ....
「文士の生活」より 著者:夏目漱石
云う事もないと思って、人には正直に三十五円だと云って居る。家主が怒るかも知れぬ。
地坪は三百坪あるから、庭は狭い方では無い。然《しか》し植木は皆自分で入れたのだか....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
《あとかた》もなく伐開《きりひら》かれ本堂の横手の墓地も申訳らしく僅《わずか》な
地坪《じつぼ》を残すばかりであった。 今日《こんにち》上野博物館の構内に残って....